どうも、こんにちは!ストレングスファインダー認定コーチ・エグゼクティブコーチのナガヤです。
リーダーとして、こんな経験はありませんか?
- 「せっかく採用した社員が、半年も経たずに辞めてしまった…」
- 「何度採用してもすぐ辞める。うちの会社に問題があるのか…」
- 「定着率を上げたいのに、何をすればいいかわからない…」
採用コストをかけて、時間をかけて育てて、また辞める。このサイクルが続くと、本当に消耗しますよね。
でも、社員が定着しない本当の理由は、「採用のやり方」ではないことがほとんどなんですよ。
今回の記事では、社員が定着しない本当の理由と、すぐに取り組める対処法をお伝えします。
「採用を変えれば解決する」は間違い
定着率が低い会社がまず取り組むのが、採用基準の見直しや求人票の改善です。
でも、採用を変えても定着率が上がらないことが多い。なぜかというと、辞める理由のほとんどは「入った後」に生まれているからです。
入社前にどれだけいい人材を採用できても、入った後の環境や関わり方が変わらなければ、同じことが繰り返されます。
社員が定着しない本当の理由
理由① やりがいが見えない
「この仕事を続けて、自分はどうなるのか」が見えないと、人は動機を失います。
特に製造業・工業系では、毎日同じ作業の繰り返しに見えてしまうことがあります。「ここにいる意味」が見えない社員は、少しでも条件のいい職場が見つかれば動いてしまいます。
理由② 自分の得意なことが活かせていない
自分の得意なことと全く関係ない仕事をしている時、人は消耗します。
「なぜ自分がこの仕事をしているのか」がわからない状態。やらされ感しかない状態。これが続くと、どんなに待遇がよくても「合わない」という感覚になっていきます。
逆に、自分の得意なことで貢献できている人は、多少きつい環境でも踏ん張れます。
理由③ 職場の人間関係に消耗している
上司・先輩との関係がうまくいっていないと、仕事内容に関係なく辞めてしまいます。
特に昭和的な文化が残っている職場では、「言いたいことが言えない」「怒鳴られる」「無視される」という経験が積み重なって、ある日突然辞める、というパターンが多いです。
理由④ 入社前後のギャップが大きい
「思っていた仕事と違った」というギャップは、入社後3ヶ月以内の退職の大きな原因です。
求人票に書かれていること・面接で聞いたこと・実際の仕事の間にズレがあると、「騙された」という感覚になります。これは採用の問題でもありますが、「会社のリアルを伝えられていない」ことの方が本質的な問題です。
理由⑤ 成長・キャリアの先が見えない
「ここにいたら成長できる」という感覚がないと、特に若い社員は動きます。
スキルアップの機会がない、評価基準が不透明、先輩を見ても将来の自分が想像できない。この状態では、「もっと成長できる場所に行きたい」という気持ちになるのは自然なことです。
定着率を上げるために今すぐできること
対処法① 「なぜこの仕事をするのか」を伝える
社員が「ここで働く意味」を感じられるようにするために、リーダーが「なぜこの仕事が大事なのか」「この会社が何を目指しているのか」を言葉にして伝えることが大切です。
「この部品が、誰かの生活を支えている」「この仕事が積み重なって、会社はこうなっていく」という文脈を伝えるだけで、同じ仕事の見え方が変わります。
対処法② 一人ひとりの得意なことを把握する
社員が自分の得意なことで貢献できている実感を持てると、定着率は上がります。
「あなたの〇〇の力を活かしてほしい」という言葉一つで、仕事への向き合い方が変わる人がいます。
一人ひとりの得意なことを把握して、それを活かせる場面を意図的に作ることが、定着への一番の近道です。
※部下・社員の得意なことの見つけ方はこちらを参考にしてください。
対処法③ 「言える環境」を作る
社員が不満や悩みを言える場がないと、溜め込んで突然辞めるというパターンになります。
定期的な1on1・気軽に話せる雰囲気・「何かあったら言ってね」の一言。小さいことに見えて、これが定着率を大きく変えます。
対処法④ 入社前に「リアル」を伝える
きつい部分・大変な部分も含めて、入社前に正直に伝える。それでも来てくれる人の方が、長く定着します。
ギャップをなくすことが、早期退職を防ぐ一番の方法です。
定着率の本質は「働く意味」を感じられるか
ここが一番伝えたいことです。
定着率が低い会社の多くは、社員が「ここで働く意味」を感じられていない状態です。
待遇を上げれば一時的には効果がある。でも、「意味」がなければいずれ動きます。
逆に、「この仕事が自分に合っている」「自分の得意なことが活かせている」「この人たちと働きたい」という感覚がある社員は、多少条件が悪くても残ります。
自分の価値観をリーダーとして言葉にすることが、社員の「働く意味」を生み出す出発点になります。
【重要】 自分の価値観の見つけ方|リーダーが「ここじゃない感」を抱える本当の理由
「得意を活かす」という視点に絞って深掘りした記事もあります。ぜひ参考にしてみてください。
【関連】採用してもすぐ辞める会社が見落としている「得意を活かす」という視点
まとめ
社員が定着しない本当の理由は、
・やりがいが見えないこと
・得意なことが活かせていないこと
・人間関係の消耗
・ギャップ、成長が見えないことにあります。
採用を変える前に、「入った後の環境」を見直すことが先です。
一人ひとりの得意なことを把握して、「ここで働く意味」を感じられる環境を作る。それが、定着率を上げる本質的な取り組みです。
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