整えるというリーダーシップ-変えるものと変えなくていいもの-

リーダーのあり方

どうも!考えすぎてしまう自分と、最近は少し仲良くなれてきたナガヤです。

経営者やリーダーの方と話していると、ここ最近、よく聞く言葉があります。

  • 判断が重い
  • 正解が分からなくなってきた
  • 何をどう関わればいいのか迷う
  • 昔より疲れる

昔は、もっと勢いで決められた。
昔は、もっと自信があった気がする。

そんな感覚を、どこかで抱えている人も多いのではないでしょうか。

 

リーダーが「弱くなった」わけではない

まず最初に、はっきり書いておきたいことがあります。

今、判断に迷っているリーダーは、弱くなったわけでも、能力が落ちたわけでもありません。

 

むしろ逆で、

背負ってきたものが増えた結果、立ち止まれるようになった

だけだと思っています。

会社が大きくなった。
守る人が増えた。
関係性が複雑になった。

それでもなお、「ちゃんと判断したい」と思っている。

 

それは、リーダーとしての感度が上がっている証拠です。

 

なぜ、考え続けてしまうのか

それでも、一人で考え続けてしまう構造があります。

前回の記事では、才能は強みであり、ズレの起点にもなるという話をしました。

実はこの「考え続けてしまう」状態も、才能と深く関係しています。

  • 責任感が強い
  • 全体を見ようとする
  • 先を読もうとする
  • 人の影響を受け取りやすい

 

こうした才能を持つ人ほど、

「自分が考えなければならない」
「自分が決めなければならない」

という回路に入りやすいです。

 

これは、怠慢ではありません。

才能が、役割と混線している状態 です。

 

才能と役割が混ざると、重くなる

ここが、リーダーが苦しくなる一番のポイントです。

  • 才能として「考える」のが得意
  • 役割として「決める」立場にいる

この2つが重なると、

すべてを“自分で考え切ろう”としてしまう状態になります。

 

本来は、

  • 才能:考えが浮かぶ
  • 役割:決断の責任を持つ

は、別物です。

 

でも現場では、この切り分けがされないまま、

  • 考えすぎる
  • 迷い続ける
  • 決めたあとも不安が残る

というループに入っていきます。

 

「変えよう」としすぎていないか

リーダーは、変化を起こす役割でもあります。

だからこそ、

  • 人を変えようとする
  • 組織を変えようとする
  • 空気を良くしようとする

その姿勢自体は、とても健全です。

 

ただ、ここで一度、立ち止まって考えてみてほしいのです。

本当に、今変える必要があるのは、そこなのか?

という問いを。

 

「整える」という選択肢

このサイトで使っている「整える」という言葉は、何かを良く見せるための言葉ではありません。

 

整えるとは、

  • 無理に動かさない
  • すでにあるものを壊さない
  • 役割と才能を切り分ける

という、とても静かな行為です。

 

リーダーシップというと、

  • 引っ張る
  • 変える
  • 動かす

といったイメージが強いですが、

 

「何に手を出さないか」を決めることも、立派なリーダーシップ

だと、僕は思っています。

 

変えなくていいものに、手を出してしまうとき

リーダーが苦しくなるとき、よく起きているのがこれです。

  • 部下の感情をコントロールしようとする
  • 全員を納得させようとする
  • 空気を良くしようとしすぎる

 

でも実際には、

  • 人の感情は、完全には変えられない
  • 価値観は、全員揃わない
  • 関係性は、時間が必要

変えられないものに手を出し続けると、エネルギーは確実に削られていきます。

 

内省とは「答えを出すこと」ではない

ここで出てくるのが、内省 という行為です。

内省というと、

  • 自分を責める
  • 原因を探す

ようなイメージを持つ人もいますが、ここで扱っている内省は違います。

 

内省とは、

自分がどこまでを引き受けているのかを、そっと見直す時間

です。

  • これは本当に自分の役割か
  • これは才能が勝手に反応していないか
  • 今、立ち戻る場所はどこか

そう問い直すことです。

 

「自分に戻る」という感覚

整えるプロセスの中で、多くのリーダーが口にする言葉があります。

「なんだか、少し楽になりました」

 

これは、何かが解決したからではありません。

自分の立ち位置に、戻れた感覚

があるからです。

 

  • 全部背負わなくていい
  • 考えすぎなくていい
  • 変えなくていいものがある

そう気づくだけで、判断は少し軽くなります。

 

整えた先に、自然な行動が出てくる

不思議なことに、

  • 無理に変えようとしなくなると
  • 自分の役割が整理されると

 

自然と、

  • 任せられるようになる
  • 人を見る目が変わる
  • 言葉が柔らかくなる

といった変化が起きます。

 

これは、スキルを学んだからではありません。

構えが整った結果、行動が変わった

だけです。

 

このカテゴリーで扱っていくこと

この「リーダーのあり方」カテゴリーでは、

  • 判断が重くなる構造
  • 責任を背負いすぎる理由
  • 才能と役割の切り分け
  • 内省と対話の使い方

といったテーマを、言葉にしてお伝えしていきます。

答えを出す場所ではありません。自分に戻る場所です。

 

最後に

リーダーは、変え続ける人ではありません。

変えなくていいものを守りながら、変えるべきところだけに力を使う人

だと思っています。

 

もし今、

  • 少し疲れている
  • 判断が重い
  • 一人で考え続けている

そんな感覚があるなら、それは「終わり」ではなく、

整えるフェーズに入ったサイン

かもしれません。

この場所が、そのための小さな支点になれば嬉しいです。

 

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