「前の職場では活躍していたと聞いていたのに」
「能力は高いはずなのに、なぜかうちのチームでは力を発揮してくれない」
そう感じたことはありませんか。
これは、部下の問題でも、あなたの問題でもないことがほとんどです。原因は、もう少し別のところにあります。
「動かない」のではなく「噛み合っていない」
優秀な人が力を発揮できないとき、多くのリーダーはこう考えます。
「やる気がないのか」「合わないのか」「自分の伝え方が悪いのか」と。
でも実際には、もっとシンプルなことが起きていることが多い。
その人の「自然な動き方」と、チームが求める「動き方」がズレているだけ、ということです。
才能とは、その人が無意識に選ぶ思考・感情・行動のパターンです。優秀な人ほど、自分の才能が活きる場所では圧倒的な力を発揮する。しかし、才能が噛み合わない場所では、能力があっても動きが鈍くなります。
これは意欲の問題ではなく、構造の問題です。
3つのズレを確認する
「噛み合っていない」状態には、よくある3つのパターンがあります。
①役割と才能のズレ
その人が最も力を発揮するのは「考えること」なのに、「動くこと」を求めている。あるいは逆に、「人と関わること」が強みなのに、一人で黙々とやる仕事を割り当てている。役割が才能と逆方向を向いているとき、人は消耗しながら動くことになります。
②期待と伝わり方のズレ
リーダーは「任せた」と思っている。でも部下には「何をどこまでやっていいか」が伝わっていない。優秀な人ほど、曖昧な権限の中で動くことを嫌います。「自由にやっていい」は、人によっては「何を期待されているかわからない」と聞こえます。
③承認の形のズレ
リーダーは褒めているつもりなのに、部下には響いていない。これは誠意の問題ではなく、「何を認められると力が出るか」が人によって違うからです。
成果を認めてほしい人、プロセスを見てほしい人、存在を肯定してほしい人。承認の形がズレると、頑張りが空回りします。
整えるのは、人ではなく「噛み合わせ」
部下を変えようとすると、たいていうまくいきません。
でも、噛み合わせを整えることはできます。
その人がどんな才能を持っていて、何をしているときに動きが軽くなるのか。それを少し丁寧に観察するだけで、関わり方は変わります。
チームの問題は、人の問題に見えて、実は「設計の問題」であることがほとんどです。
設計が整えば、同じ人が、同じチームで、静かに動き始めます。
最後に、一つだけ問いを
今、力を発揮できていないと感じているメンバーがいるとしたら、
その人の「自然な動き方」を、あなたはどれくらい知っていますか。
そこから整えてみると、見え方が少し変わるかもしれません。
「チームの噛み合わせをどう整えればいいか、一度整理したい」という方へ。
まず話すだけでも大丈夫です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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