「責任感が強い」は、褒め言葉ではないかもしれない

リーダーのあり方

こんにちは、リーダー向けのコーチをしている長谷です。

「あの人は責任感が強い」

そう言われたとき、あなたはどう感じますか。

おそらく、悪い気はしないと思います。むしろ、認められた感覚があるかもしれない。

でも少し立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
その責任感、本当に「選んで」引き受けていますか。

 

責任感は、才能でもある

ストレングスファインダーに「責任感」という資質があります。

この資質を持つ人は、一度引き受けたことを最後まで完遂しようとする。約束を守ることに強いこだわりがある。「やります」と言った瞬間から、もうそれは自分のものになる。

これは確かに強みです。信頼を生む。組織の中で頼りにされる。チームを支える力になる。

でも才能というのは、強みであると同時に、「無意識に引き受けてしまうクセ」でもあります。

責任感の強いリーダーは、気づかないうちに「引き受けなくていいもの」まで背負っています。

それは誰かに押しつけられたわけでもなく、命令されたわけでもない。ただ、「自分がやらなければ」という感覚が、先に動いてしまうのです。

 

「リーダーとはそういうものだ」という思い込み

責任感の強いリーダーには、もうひとつの傾向があります。

「背負うことが、リーダーの仕事だ」という信念です。

これは間違いではない。でも、その信念が強くなりすぎると、こんなことが起きてきます。

・ メンバーが悩んでいると、自分の問題として感じてしまう
・ 誰かのミスを、自分の管理不足だと受け取る
・ チームがうまくいかないと、自分が変わらなければと思う
・ 「任せる」と言いながら、結局自分で抱え込む

責任感が強いがゆえに、「自分の責任ではないもの」の境界線が、少しずつ溶けていく。

そしてある日、何が自分の課題で、何がそうでないのか、わからなくなる。

 

整えるとは、「背負わないこと」を選ぶことでもある

「もっと頑張れ」という話をしたいわけではありません。

むしろ逆です。

どこまでが自分の役割で、どこから先は手を出さなくていいのか。それを静かに言語化していくことが、リーダーが「整う」ということだと、私は思っています。

責任感は消すものではない。それはあなたの大切な才能です。

ただ、その才能が「自動的に動いてしまう」状態のままでいると、いつかあなた自身が消耗する。そして皮肉なことに、背負いすぎたリーダーのチームほど、メンバーが育たなくなっていきます。

あなたが全部引き受けているから、メンバーが引き受ける場所がないのです。

 

最後に、一つだけ問いを

今、あなたが抱えているものの中で、

「本当は、自分が引き受けなくていいかもしれない」と感じているものは、何かありますか。

すぐに答えが出なくてもいいと思います。その問いを、少し持ち続けてみてください。

その違和感が、整えどきのサインかもしれません。

 

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