「何度言っても部下が動かない」本当の理由|部下の得意を活かすとチームが動き出す

人材育成・採用

どうも、こんにちは!ストレングスファインダー認定コーチのナガヤです。

リーダーとして、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 「同じように教えているのに、伸びる人と伸びない人がいる」
  • 「何度言っても動いてくれない部下がいる」
  • 「自分が若い頃に効いた育て方が、今の部下には通じない」

一生懸命育てようとしているのに、なぜか結果が出ない。そんな経験、ありませんか?

これ、あなたの育て方が悪いわけじゃないんです。「同じやり方で全員を育てようとしていること」が、そのズレの正体です。

今回の記事では、部下が育たない本当の理由と、一人ひとりの「得意」に合わせた育て方に変えるための考え方・実践法をお伝えします。

 

人が育たない本当の理由

人材育成の研修や本には「褒め方」「叱り方」「フィードバックのやり方」が出てきます。

どれも正しい。でも、同じ言葉がけをしても、人によって全然響き方が違います。

「任せるから自由にやって」と言われてやる気が出る人もいれば、不安になる人もいる。「数字で結果を出そう」という言葉に燃える人もいれば、「それだけじゃない」と感じる人もいる。

人が「動く理由」は、一人ひとり違います。だから、同じやり方を全員に当てはめても限界があるんです。

 

「得意」が違えば、育て方も変わる

人にはそれぞれ、自然とエネルギーが湧く「得意なパターン」があります。

思考のクセ、感情の動き方、行動のスタイル——これが人によって違う。

この違いを理解すると、「この人にはこう関わればいい」が見えてきます。いくつか例を見てみましょう。

 

「責任感」が強い人の育て方

「やると言ったことは必ずやる」が当たり前の人です。細かく管理されることを嫌い、任されることでパフォーマンスが上がります。

響く関わり方:「この件はあなたに任せます」と明確に伝える。進捗を細かく確認しすぎず、信頼していることを態度で示す。

注意点:引き受けすぎて消耗することがある。「全部やらなくていい」と伝えることも、このタイプへのサポートになります。

「人間関係」を大切にする人の育て方

チームの雰囲気や職場の関係性に敏感なタイプです。「一緒にやっている感」があると力が出ます。

響く関わり方:まず感情を受け止める。「大変だったね」の一言を先に言ってから、次のアクションを話す。順番が逆になると、話が入りません。

注意点:職場の人間関係が悪化すると、パフォーマンスが急落する。チームの関係性に気を配ることが、最大のサポートです。

「学ぶこと」が好きな人の育て方

新しいことを知ること・成長することにエネルギーが湧くタイプです。同じことの繰り返しに飽きやすい傾向があります。

響く関わり方:「この仕事はあなたにとって新しい挑戦になる」という言い方が響く。学べる機会や新しいテーマを定期的に与えることでモチベーションが持続します。

注意点:インプットが増えすぎてアウトプットが追いつかないことがある。「学んだことをチームに共有して」と役割を与えると、うまく循環します。

「目標」があると動ける人の育て方

ゴールが見えると自分でルートを考えて動けるタイプです。逆に、目標が曖昧だと迷走します。

響く関わり方:「今月のゴールはここ」「この仕事のゴールはこの状態」と明確に伝える。ゴールさえ決まれば、細かい指示は不要です。

注意点:「なんとなく頑張って」は最も伝わらない言葉。小まめにゴールを確認・更新することが大切です。

 

「得意」はどうやって知ればいいのか

「でも部下の得意なんて、どうやって知るの?」と思った方もいると思います。

難しく考えなくていいです。まずはこの2つを聞いてみてください。

  • 「仕事の中で、これは得意だと感じることはある?」
  • 「どういう仕事をしている時が、一番楽しい?」

この2つを聞くだけで、その人の「動く理由」の片鱗が見えてきます。

さらに深く知りたい場合は、ストレングスファインダーというアセスメントが役に立ちます。

34の資質(才能のパターン)でその人の強みを可視化できるツールで、「なんとなくこの人はこういうタイプ」という感覚を具体的に言語化して共有できるようになります。

【関連】
【完全ガイド】ストレングスファインダーとは?自分の才能を知って強みを活かそう

 

「得意に合わせた育て方」を始める3ステップ

① 「何が好きか・得意か」を一度ちゃんと聞く

1on1や面談の場で、「仕事の中で得意だと感じることは何か」を聞いてみる。これだけで、その人への関わり方のヒントが得られます。

② 「自分から動いている場面」を観察する

指示しなくても自分から動いている時、その人は何をしているか。どんな言葉をかけた時に表情が変わるか。観察するだけで「エンジン」が見えてきます。

③ 一人ひとりへの「一言」を変えてみる

全員に同じフィードバックをするのをやめて、その人に合わせた一言を意識する。小さな変化が、関係性を大きく変えます。

 

「あなた自身」が関わり方を変えると、チームが変わる

「背中を見て盗め」「やれば覚える」——そういう時代もありました。

でも今の時代、それだけでは人は育ちにくい。メンバーの価値観も多様になり、同じやり方が全員に通じるわけではなくなっています。

だからこそ、才能と向き合い、一人ひとりに合った関わり方を意識できるリーダーが、チームを育てられる時代になりました。

特別なスキルは要りません。「この人はどう動くのか」「何があれば力が出るのか」を少し意識するだけで、関わり方は変わります。

【関連】「正しいリーダーシップ」を真似しても消耗するだけ|自分の才能を「やり方」にすると、力が出る

 

まとめ

部下が育たないのは、あなたのせいでも部下のせいでもありません。

「同じやり方で全員を育てようとしていること」が、多くの場合の原因です。

得意が違えば、響く言葉も、動く理由も違う。

一人ひとりの「得意」に合わせた関わり方をするだけで、チームの動き方が変わります。まずは「得意は何か」を聞くところから始めてみてください。

 

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