こんにちは、人材開発コーチをしているナガヤです。
あなたは、「こんなに動いているのに、なぜこんなに疲れるのだろう。」
そう感じたことが、一度はあるのではないでしょうか。
休んでも抜けない疲れ。次の日にはまた動き始める。でも手応えが薄い。そのループが続いていると、いつかどこかで限界が来ます。
消耗の原因を「仕事量が多い」「休みが足りない」と捉えているリーダーは多い。でも実際には、もう少し別のところに根っこがあることがほとんどです。
消耗は、量の問題だけではない
同じ時間、同じ仕事量をこなしていても、消耗するリーダーと、そうでないリーダーがいます。
この差はどこから来るのか。
一つの答えが、「役割と才能のズレ」です。
才能とは、その人が無意識に選ぶ思考・感情・行動のパターンです。
才能に沿った動き方をしているとき、人は疲れにくい。逆に、才能と逆方向の動き方を続けているとき、同じ仕事量でも消耗が大きくなります。
つまり「疲れやすい」のは、弱さの問題ではなく、やり方と自分のパターンがズレているサインかもしれません。
リーダーに起きやすい、3つのズレ
役割と才能のズレには、よくある3つのパターンがあります。
① 「調整役」なのに、才能は「実行」にある
本来は自分で手を動かすことでエネルギーが高まるタイプなのに、リーダーになったことで会議・調整・承認の仕事ばかりになる。動いている感覚があるのに、手応えがない。そういう消耗です。
② 「決断役」なのに、才能は「分析」にある
じっくり考えて答えを出すことが得意なのに、即断即決を求められる環境にいる。考える時間がなく、常に判断を迫られている状態が続くと、じわじわと消耗していきます。
③ 「まとめ役」なのに、才能は「個で動く」ことにある
一人で深く考えることでパフォーマンスが上がるタイプなのに、チームの調和や関係性のケアを常に求められる。「人のことばかり考えていて、自分の仕事が進まない」という感覚はここから来ます。
「役割を果たすこと」と「才能を活かすこと」は、両立できる
ここで伝えたいのは、「苦手な役割から逃げてください」ということではありません。
リーダーという役割がある以上、自分の才能と合わない仕事が発生することは避けられません。
大切なのは、「どこで消耗しているか」を自分で把握しておくことです。
ズレを知っているリーダーは、消耗のペースをコントロールできます。知らないまま動き続けるリーダーは、気づかないうちに限界に近づいていきます。
たとえば、「この仕事は自分の才能と逆方向だから、時間と順番を工夫しよう」と考えられるだけで、消耗の質が変わります。
才能に合った仕事でエネルギーを補充しながら、合わない仕事に対処する。それだけで、同じ仕事量でも持続できる時間が伸びていきます。
まず、「どこで消耗しているか」を言語化する
消耗を減らす第一歩は、疲れをなくすことではなく、消耗のパターンを言語化することです。
どんな仕事のあとに疲れが残るか。どんな場面で手応えを感じるか。そのパターンを少し丁寧に見ていくと、自分の才能の輪郭が見えてきます。
役割と才能のズレが分かれば、整えられます。整えられれば、燃え尽きなくて済みます。
最後に、一つだけ問いを
今週、一番消耗したのはどんな場面でしたか。
その場面は、あなたの才能と同じ方向を向いていましたか。それとも、逆方向でしたか。
その問いを、少し持ち歩いてみてください。
「どこで消耗しているか、自分では整理しにくい」という方へ。
対話を通じて、役割と才能のズレを一緒に言語化します。まず話すだけでも大丈夫ですので、気にある方はお気軽にご相談ください。
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