どうも、こんにちは!ストレングスファインダー認定コーチのナガヤです。
リーダーとして、こんな経験はありませんか?
- 「一生懸命説明したのに、全然伝わっていなかった…」
- 「なんでこの人は、こんな動き方をするんだろう…」
- 「自分がもっとうまくコミュニケーションを取れれば、って毎回思う…」
特に、上下から挟まれているポジションにいる人ほど、この消耗は大きいです。
先代・古参社員・家族の板挟みになっている二代目社長。上司・チーム・取引先の全方向に気を使い続けている内向型リーダー。
「なんでこんなに気を使ってるのに、うまくいかないんだろう」
そのしんどさ、あなたのコミュニケーション能力の問題じゃないんですよ。
実は、「フィルターの違い」を知らないまま関わっているからなんです。
今回の記事では、なぜ伝わらないのかという本当の理由と、フィルターの違いを知ることで関わり方を変える方法についてお伝えしていきます。
この記事を読むことで、伝わらなくて消耗している状態から、相手を理解して関わり方が変わる状態になりますよ。
「伝わらない」のは、あなたのせいじゃない
人間関係で消耗しているリーダーに多く共通しているのが、「自分がおかしいんじゃないか」「コミュニケーションが下手なんじゃないか」という自己批判なんですよね。
でも、ちょっと待ってください。
あなたは本当に努力していませんか?
相手の話を聞いて、言葉を選んで、タイミングを計って、それでも伝わらない。怒らずに、丁寧に、もう一度話してみる。それでもすれ違う。
これ、コミュニケーションが下手なんじゃないんですよ。前提が抜けているだけなんです。
その前提が、「フィルターの違い」です。
フィルターとは何か—資質が「世界の見え方」を決める
ストレングスファインダーで扱う資質には、「強みとして使う」という側面と、もう一つ大事な側面があります。
それが「世界の見え方を決めるフィルター」です。
資質はあなたの思考・感情・行動のパターンを決めています。
別の言い方をすると、あなたが何に気づき、何を重要だと感じ、何に反応するかを決めているんですよ。
これが「フィルター」の正体です。
例えば、調和性が高いリーダー。
このタイプの人は、チームの一致感・方向性の揃いを「無意識に」感じ取っています。会議でちょっとした意見の食い違いがあると、それが「引っかかる」。
誰かが表情を曇らせていると、「何かある」と感知する。これが自然と起きるんですよ。
でも、周りのメンバーはどうかというと——
もっと自分のことを考えていることが多い。「今日中にタスクが終わるか」「次の評価でどう見られるか」。チーム全体の方向性の一致感なんて、そこまでアンテナが向いていない。
「みんな同じ方向を向いているか」が気になるのは、調和性のフィルターを持っているあなた特有の見え方なんですよ。
これがわかると、一人でストレスを抱えていた理由が見えてきます。
「なんでみんな気にしないんだろう」じゃなくて、「自分のフィルターがそこにアンテナを張っているだけで、周りはそもそもそこを見ていないんだ」という理解に変わるんです。
自分のフィルターを知る—「自分がおかしい」から「そうか、こういう見え方なんだ」へ
まず、自分のフィルターを知ることが第一歩です。
ここでは代表的な5つ資質のフィルターをお伝えします。
調和性が高い人
一致感・合意・方向性の揃いが無意識のアンテナになっている。「みんなが同じ方向を向いているか」が気になって仕方ない。意見の対立がある場所では、エネルギーをかなり消耗する。
内省が高い人
「十分に考えた」という感覚がないと動けない。会議で即答するのが難しい。「なんでこんなに悩むんだろう」と自分を責めてきたかもしれないが、それはフィルターが「深く考えること」に向いているだけ。
共感性が高い人
相手の感情を「読む」ことが無意識にできる。「この人、今しんどそうだな」が自動的にわかる。でも、他人の感情を引き受けすぎて疲弊することも多い。
最上志向が高い人
「もっとよくできる」という感覚が常にある。「なんでここで妥協するんだ」と思ってしまう。チームのアウトプットの質に対して、常に物足りなさを感じる。
責任感が高い人
「やると言ったらやる」が当たり前。でも、その当たり前を周りは持っていないことが多い。「なんでこんな簡単なことができないんだ」というストレスがここから来ている。
いかがですか?ご自身や他の方で該当するものはありましたか?
自分のフィルターを知ると、2つのことが起きます。
一つ目は「自己批判が減る」こと。
「なんで自分はこうなんだろう」という悩みが、「ああ、自分のフィルターがそうなっているだけか」という理解に変わります。自分を責める必要がなくなる。
二つ目は「自分の強みが武器になる」こと。
フィルターを意識することで、「自分はここにアンテナが向いているから、ここを活かす役割を取ればいい」という確信が生まれます。
相手のフィルターを理解する—ここが、関わり方を根本から変える
ここからが、今日一番お伝えしたいことです。
多くの人は「自分のフィルターを知る」で止まるんですよ。でも本当に人間関係が変わるのは、「相手もフィルターを持っている」と理解できた時なんです。
「あの人はなぜこう動くのか」への答えが、がらっと変わります。
3つの例を紹介したいと思います。
例①:決断が早い上司との関係
指令性が高い上司は、「スピードこそ正義」というフィルターを持っています。「早く決めて、早く動く」が彼の当たり前。
例えば、内省が高い方から見ると、「なんでそんなに急ぐんだ」「もっとちゃんと考えてから動くべきでは」と感じる。
でも、彼はそういうフィルターを持っているだけ。「あなたを急かして困らせたい」わけじゃない。
これがわかると、「なんでいつも急かすんだ」という怒りが、「ああ、彼のフィルターはスピード重視なんだ。なら、提案は短くまとめて、判断軸を明確にして持っていけばいい」という対応策に変わります。
例②:空気を読まない部下との関係
例えば、共感性が高い方には、「この場の雰囲気、みんなしんどそうだな」とすぐわかる。当然、それに合わせた行動を取ろうとする。
でも、活発性が高い部下は、「今、動ける!」という感覚でいっぱいで、場の空気より「とにかく行動したい」というフィルターで動いている。
「空気読んでよ」と思うかもしれないが、彼には彼のフィルターがある。読まないんじゃなくて、見えているものが違うんです。
これがわかると、「この人には行動の機会を与えれば動く。場の調整は私がやる」という役割分担が見えてきます。
例③:二代目社長と古参社員の関係
古参社員には「先代のやり方が正しい」というフィルターがあります。これは決して反抗ではなく、「過去の成功体験」が彼らの世界の見え方を作っているんですよ。
「変えよう」と言うたびに抵抗される——それは「変化への反発」じゃなくて、「今まで通りの方が安心」というフィルターを持っている人が多いからです。
これがわかると、「なんでわかってくれないんだ」という消耗が減って、「どうすれば彼らのフィルターに合った形で変化を届けられるか」という工夫に変わります。
フィルターの違いを「前提」にした関わり方
フィルターの違いを知ると、コミュニケーションのアプローチが変わります。
「なぜ伝わらないのか」じゃなくて、「相手はどんなフィルターを持っているか」を考え始める。
これだけで、人間関係の摩擦がかなり減るんですよ。
具体的には、こんな変化が起きます。
①「責める」から「理解する」に変わる
「なんであの人は…」という怒りや諦めが、「そうか、あの人はそういう見え方をしているんだ」という理解に変わる。感情的な消耗が減ります。
②「同じように伝える」から「相手に合わせた伝え方をする」に変わる
相手のフィルターがわかると、「この人には論理で話す」「この人には感情から入る」「この人には実績と事例で見せる」という使い分けができます。
③「自分を変える」じゃなくて「関わり方を変える」になる
あなたが自分自信を曲げてフィルターを書き換える必要はないんですよ。相手のフィルターに合わせた「関わり方」を持つだけでいい。消耗しなくなります。
まとめ
人間関係で消耗するリーダーに伝えたいのは、これだけです。
「伝わらない」のはあなたのせいじゃない。フィルターが違うだけ。
まず自分のフィルターを知る。自分の当たり前が、周りの当たり前じゃないとわかる。「自分がおかしいんじゃなかった」という安心感が生まれる。
次に、相手のフィルターを理解する。「あの人はなぜああ動くのか」への答えが変わる。怒りや諦めが、工夫に変わる。
この二つが揃った時、人間関係の関わり方が根本から変わります。
リーダーとして、上下左右から挟まれていても——消耗せずに、自分らしく関わり続けられるようになる。それが、フィルターを知った先にある世界です。
フィルターの違い、一緒に言語化しませんか?
「自分のフィルターはわかった気がする。でも、相手のフィルターをどう読めばいいか、具体的にやってみたい」という方に、コーチングセッションを提供しています。
ストレングスファインダーを活用しながら、あなたと周りのフィルターの違いを言語化し、「自分らしい関わり方」を一緒に整理します。
まずは30分、話してみてください。
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