「正しいリーダーシップ」を真似しても消耗するだけ|自分の才能を「やり方」にすると、力が出る

内向型リーダーシップ

どうも、こんにちは!ストレングスファインダー認定コーチのナガヤです。

リーダーとして、こんな経験はありませんか?

  • 「あの人のやり方を参考にしてみたけど、なんかしっくりこない…」
  • 「研修で学んだリーダーシップを実践しようとしたが、疲れるだけだった…」
  • 「先代(上司)のやり方を真似しようとするほど、消耗していく…」

努力しているのに、なぜかうまくいかない。なんで自分はできないんだろうと思ってしまう。

それ、やり方の問題じゃないんですよ。

「誰かの才能に合ったやり方」を、才能が違う自分でやろうとしているからなんです。

 

今回の記事では、自分の才能をリーダーシップの「やり方」に変換する方法をお伝えしていきます。
「誰かのやり方を真似して消耗している」状態から、「これが自分のやり方だ」と確信を持って動ける状態になりますよ!

 

なぜ「正しいやり方」を真似しても消耗するのか

リーダーシップに関する本や研修は、基本的に「こういうリーダーになれ」という型を提示します。

「決断力を持て」「ビジョンを語れ」「チームを引っ張れ」——。

これらは間違いじゃないんですよ。でも、それが「得意な人」のやり方なんです。

 

指令性が高い人は、自然と決断が速い。

活発性が高い人は、自然とエネルギーでチームを引っ張れる。

外向型のリーダーは、自然と場の中心に立てる。

 

これらのやり方は、その人の才能から自然に出てきているものです。

 

才能が違うあなたが、同じやり方を「正しいから」と頑張っても、そりゃ消耗します。料理の材料が違うのに、同じレシピで作ろうとしているようなものなんですよ。

 

才能を「やり方」にするとは、どういうことか

ストレングスファインダーで分かる「資質」は、あなたが自然にエネルギーが湧く思考・感情・行動のパターンです。

これを「リーダーとしてのやり方」に変換することが大切です。

「強みを知る」で止まるんじゃなくて、「これが自分のやり方だ」と言語化して、意識的に使い始めること。

これが「才能を武器にする」ということです。

具体的にどういうことか、代表的な資質で見てみましょう。

 

資質別|「やり方」への変換

内省が高いリーダーのやり方

内省が高い人は、じっくり考えてから動くことでベストな判断ができます。

やり方:「考える時間を意図的に作る」リーダーになる。1on1や重要な判断の前に、必ずひとりで考える時間を取る。会議で即答しなくていい。「少し考えさせてください」が言えることが、このタイプの強みです。

やめること:即断即決を求められる場面で無理に答えを出すこと。考える時間がない状態でいいアウトプットが出ないのは、才能の問題じゃなく、やり方の問題です。

 

共感性が高いリーダーのやり方

共感性が高い人は、相手の感情を読むことが自然にできます。

やり方:「感情から入る」コミュニケーションを武器にする。チームの本音を引き出す1on1、困っているメンバーへの早期対応。「この人、最近元気がないな」という小さな変化を誰より早くキャッチして手を打てる。これが共感性のリーダーの最大の強みです。

やめること:感情を無視した論理だけの会話を演じること。共感性が高い人が「論理的に見せよう」と無理をすると、相手にも自分にも不自然になります。

 

調和性が高いリーダーのやり方

調和性が高い人は、チームの合意・一致感を作ることが得意です。

やり方:「全員が納得して進む」環境を意図的に作るリーダーになる。対立が起きた時の橋渡し役、みんなの意見を集約して共通点を見つける役割で力を発揮する。

やめること:対立を煽るやり方、一人で強引に決める意思決定スタイル。調和性が高い人が「強いリーダー」を演じると、最も消耗します。

 

最上志向が高いリーダーのやり方

最上志向が高い人は、「もっとよくできる」という感覚が自然と強い。

やり方:「質を上げる」ことをチームの文化にする。平均点を引き上げるより、突出した強みを持つ人を見つけて伸ばすチーム設計が向いています。「ここがすごい」と具体的に伝えるフィードバックが得意なタイプです。

やめること:全員を平均点に揃えようとすること。最上志向が高い人が「底上げ」だけに集中すると、強みを活かす視点が消えて消耗します。

 

責任感が高いリーダーのやり方

責任感が高い人は、「やると言ったらやる」という信頼を自然と積み上げられます。

やり方:「この人が言うなら大丈夫」という安心感をチームに与えるリーダーになる。長期的なプロジェクトの推進、約束を守り続けることで生まれる信頼が、このタイプの最大の武器です。

やめること:何でも引き受けること。責任感が高い人は「引き受けたらやる」が当たり前なので、範囲を決めずに引き受けすぎると確実に消耗します。「ここまでならできる」という線引きが、才能を守ることになります。

 

自分の価値観(なぜやるか)が明確だと、才能の使い方に迷いがなくなります

「どうやるか」を考える前に、「なぜやるか」が明確になっているかどうかが重要です。

👉 【重要】自分の価値観の見つけ方|リーダーが「ここじゃない感」を抱える本当の理由

 

才能を武器にする3ステップ

ステップ①「これが自分のやり方だ」を言語化する

自分の上位資質を1〜3つ選んで、「リーダーとしてどう使うか」を一言で言える形にします。

例:「内省が高い自分のやり方は、考える時間を確保して、深い視点でチームに方向性を示すこと」

これを言語化できると、「自分はこうやっていい」という確信が生まれます。

 

ステップ②「しない宣言」を一つ決める

才能に合わないやり方をやめることが同じくらい重要です。

「外向型のリーダー像を真似するのをやめる」「即答できないことを悩むのをやめる」「感情を無視した論理だけのコミュニケーションをやめる」

一つだけ決めて、やめてみてください。消耗が減るのを実感できます。

 

ステップ③「これが自分の得意な場面」を一つ作る

才能が活きる場面を意図的に作ることが、実践の第一歩です。

内省が高いなら「週に一度、一人で考える時間をカレンダーに入れる」。共感性が高いなら「月に一度、全メンバーと1on1をする」。調和性が高いなら「決める前に全員の意見を一周聞く場を作る」。

小さく始める。それが積み重なって、自分だけのリーダーシップスタイルになっていきます。

 

【関連】自分のフィルターを知ると、才能の使い方がさらに明確になります

👉 なぜ伝わらないのか|人間関係で消耗するリーダーに必要な「フィルターの違い」という視点

 

まとめ

「正しいリーダーシップ」のやり方を真似しても消耗するのは、あなたが弱いからじゃないです。

やり方は、才能から生まれるものです。自分の才能を言語化して、「これが自分のやり方だ」と確信を持って使い始めると、同じ行動をしているのに消耗しなくなる瞬間が来ます。

強みを「知っている」状態から、「使っている」状態に変わる。それが自分の強みを武器として使うということです。

ぜひ、ご自身の強みを活かした毎日を送ってくださいね!

 

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