どうも、人材育成、人材開発コーチのナガヤです。
今日12月22日は冬至です。
冬至とは一年のうち、もっとも日が短くなるタイミングであり、陰極まり、陽に転じるタイミングでもあります。
この貴重なタイミングをどう扱えばいいのか?を今回はお伝えしていきたいと思います。
冬至、正月、立春という3つのスタート
今回は、冬至だけでなく、社会の一つの区切りである正月と、春の始まりである立春も含めて、
3つのスタートを含めながら、冬至のことをお伝えしたいと思います。
シンプルにお伝えすると、
冬至は自然界のスタート。
正月は自分と社会の約束のスタート。
立春は現実的な行動のスタート。
こんな感じです。
冬至は日が一番短いタイミングなので、これからは日が長くなっていく一方ということ。
陰極まり、陽に転じるタイミングなので、完全にスタートであり大きな分岐になります。
ただ、これは、自然界の大きな分岐であって、いきなり人がそれに合わせてヨーイドン!と行動したり、変わったりするタイミングではないということがポイントです。
自分や人の行動をいきなりスタートさせるタイミングではなく、
心の中、内側。そこのスタート、分岐をじわじわと感じるタイミングなわけです。
ちょっと大袈裟な感じでいうと、自分という人間の役割のスタートではなく、生命としてのスタート。そんな感じですね。
(ちなみに、僕はいつでも人は変われるし、変わっていいと思っているので、そのことは置いて今回のお話を聞いていただければと思います。)
なので、この冬至のタイミングでできることは、焦って次の2026年の目標を立てるというよりも、
この2025年がどうだったか?もっというと今までの人生がどうだったのか?というのを感じること。自分の心が正直に何を思っているのか?そこに焦点を当てるタイミングだという事です。
深く心にアクセスするタイミングということですね。
たとえば、今年は、数字ばっかり追って、人を置いてけぼりにしてたのかな?とか。
仕事ばっかりで、家族の時間をとれてなかったなとか。
逆に、自分の軸がないまま、なんとなく忙しいだけだったなという人もいるかもしれません。
僕自身のことをお伝えすると、
正直なところ自分の軸が定まらないまま、地に足がつけていないそんな一年でした。
やりたいことは明確になってきているけど、突き進めていない。
やるべきことはわかっているんだけど、覚悟が決まっていない。
そんな自分を変えたいが、どうにもこうにもできない。苦しい一年でした。
ちなみに、プライベートでは大きな収穫があった時でもありました。(そのことについては旅のブログで書いています。→親からもらった「旅」が一回りしたことで起きた変化)
僕はそんな感じでしたが、みなさんはこの1年いかがでしたか?
このサイトを読んでいただいているリーダー・経営者の方は、日々忙しく充実した毎日を送られている方が多いかと思います。
特に、師走、年末なので、より忙しさは増しているはずです。
そして、こんな時だからこそ、できることがあります。
それは、自分の感じているズレや違和感に気づくことです。
なので、やりたいことを決める、在りたい自分を確認するというよりも、
それよりまず先に、自分らしくないもの、やりたくないこと、在りたくない自分を確認することがポイントです。
たくさんの決断や行動に迫られているこのタイミングでこそ、その決断・行動が本来の自分とズレていないか?を気づかせてくれる材料になります。
やればやるほど疲弊しているようなこと、自分の心が消耗するようなこと。
こういったモノがズレ、違和感を作っていきます。
リーダー・経営者の人は、いつも周りのことを真剣に考え行動している人が多いです。
なので、この大きな分岐点、本当の内側のスタートのタイミングだけでも、周りのことを一切考えず、肩書きや役割もない本来の自分が求めていることは何か?
そこにズレはないか?そこに焦点を当ててみて欲しいです。
自分を心底満足させてあげられなけば、周りを満足させてあげることはできないですしね。
冬至で得た違和感を正月・立春につなげていく
冬至は自分の肩書き、役割を一旦脇において自分のズレに気づきやすいタイミングでした。
そして、今から正月にかけて、そのズレをじっくりと感じていき、現実的な目標につなげる。
そして、立春は確実な行動に起こしていくタイミングです。
正月は冬至からの期間で感じた自分の違和感を元に、どんな自分でありたいか?どんなことをしていきたいか?自分と社会との役割・目標を明確にしていくタイミングでもあります。
初詣で神様に誓う。そんな感覚ですね。
そして、その立てた目標を確実に現実に落とし込んでいくのが立春。本格的な春のスタート。確実な行動のスタート。
来年の立春は2月4日なので、今日を入れてあと45日。
大きな決断を迫られる人こそ、ぜひゆっくりと自分の大事な事を確認しながら、より良い来年につなげていってください。
それでは今回はこのへんで。
長谷でした!

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