VR革命で二極化するコミュニケーション能力

エニアグラム

今、最もホットな話題であるVR(バーチャルリアリティー)、仮想現実とも呼ばれる技術には、大きな可能性が秘められています。1990年代、インターネットが普及したことにより、世界は急激に変化を遂げました。そしてまた、VRもインターネットに匹敵する影響力を持って、世界を作り変えようとしています。

 

インターネットは人が移動せずに連絡が取れる手段を確立し、VRは移動せずにリアルな対面のように人と接することができるかもしれません。VRによって、遠くにいる人を立体として映し出すことで、リアルと変わらない世界を作り出す。スカイプでは画面上で平坦でしかないが、VRでは立体としてリアルな像を再現できるのだ。その結果、コミュニケーションが激変し、世界が一変していくだろう。

 

そもそもVRって何?

 

VRが人と人とのコミュニケーションに影響するといっても、VRについて詳しく知らないと意味がないので、解説していきます。

 

VRとは、英語で「virtual reality」と呼ばれ、映像を用いて人間に現実と錯覚させるレベルで世界を再現する技術のこと。最近では、ゴーグルにスマートフォンをセットしてVRが体験できるアプリなども登場しています。ソニーもゲーム用のVR専用機を発売しており、徐々にVR市場は広がりを見せています。

 

2016年が「VR元年」とも呼ばれ、その年の市場規模は約82億円。5年後には、21倍の1700億円規模まで急拡大すると考えられています。これらのデータは、2017年にMM総研が発表したデータである。詳しく知りたい人はこちらからhttps://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=218データを参照してください。

 

圧倒的な規模で成長を続けていく、VRがどのようにして世界を変えていくのかをこれから説明していく。

 

VRが変化させるコミュニケーションの分かれ道

VR

現代に日本で問題になっているコミュニケーション能力の低下。この問題に対して、VRは救世主になると考える説とコミュニケーションを低下させる要因になるという説がある。後者は言わずもがな、強烈な娯楽である。さらに、AI(人工知能)の仮想の人とVR上でコミュニケーションを取ることになるので、本物の人間とのコミュニケーションがおろそかとなり、話す力や伝える力、傾聴力の低下の原因になるだろう。

 

前者の説では、小学校中学校など転校してしまった場合であっても、遠くにいるのにリアルなコミュニケーションが取れたり、出張中の親との連絡がリアルに取れたりするだろう。さらに、怪我をして体を動けない人にとっては、スカイプのような画面上だけのコミュニケーションではなく、リアルなコミュニケーションが取れるツールとして期待されている。

 

あなたは、これからの情報を読んで、どのように思うだろうか。

 

VRは二極化を加速させる

 

VRに対して、私自身は楽観的でもなければ、否定的でもない。いずれ一般化され、常識となる世の中が数年でやってくる。未来にやってくる現実に直視する必要があるので、楽観もできなければ、否定もできない。

 

リアルな問題として、VRはVR中毒者を大量に生み出すだろう。現状のゲームでさえも、中毒者が大量にいる。さらに、リアルな世界観を再現でき、技術が発展すれば五感さえも支配されてしまう。そうなれば、人の心は簡単にVRに支配されてしまう。

 

最新の心理学を応用して作られるだろうVRゲームの前に、普通の忍耐力では我慢できない誘惑が待っている気がする。圧倒的な娯楽に毒された人とそうでない人との二極化が進んでしまうと思う。

 

その二極化の正体は、コミュニケーション能力の二極化だ。仕事上でのスキルがあったとしても、コミュニケーション能力の有無で評価されるか、されないかが決まってしまう。仕事を評価する上司も人間だ。コミュニケーションがスムーズに取れる人を評価するのが普通だし、コミュニケーションが取れなかったら、仕事がスムーズに進まない。この二極化によって、給料の差がどんどん広がっていくはずだ。

 

VRに使われる側か、使う側か

 

インターネット上のSNSも同じだが、あなたはインターネットに誘導、毒されていないだろうか。ただ使われる側として、インターネットの広告で衝動買いをしたり、意味なくネットサーフィンをしたりとしていたとしたら、あなたは完全に毒されている。使われる側の人は自分が利用されていると知らずに、無駄な時間とお金を消費してしまっている。

 

それは、VRも同じだ。使われる側として、ただゲームを楽しんでいるだけであったら、時間とお金をドブに捨てているのとなんら変わらない。使う側として、VRの性質を理解して、有効的に自分の利益になるように利用する必要がある。別に、ゲームをプレイするのを批判しているのではない。ゲームに没頭し、大切な時間を浪費することを批判しているのだ。面白いゲームをプレイするのは、それだけで人生の幅を広げてくれるし、楽しませてくれる。ただ、使われる側にならないことを意識するべきなのだ。

 

VRに使われる側から脱却する

 

VRは娯楽として、最高のゲームになり得るだろう。これからのゲーム市場は、VRに独占されるかもしれない。それだけの可能性を秘めている。だが、VR革命は遠距離でもリアルなやり取りができると前述した。そのためのシステムをFacebookが開発している。

 

VRをコミュニケーションツールとして利用する

コミュニケーション

Facebookの新たな挑戦

 

Facebookは2014年に、VR企業のオキュラスを破格の値段で買収した。その値段は、なんと約2178億円。この時期は、まだまだVRが注目されていなかった。けれども、マーク・ザッカ―バーグは大きな可能性を感じていたのだろう。そのVRの仮想空間に表示されるニュースフィールドに、Facebookの広告が表示されれば、莫大な利益をもたらすことになる。

 

リアルな友達と楽しめる環境

 

2017年4月18日(米国時間)でVRアプリ「Facebook Space」が発表された。そのVRでは、リアルの人物が人型アバターを動かして、コミュニケーションを取る。ゲーム性とVRの特徴を兼ね備えているので、動物園に行きたいと思えば、360度のリアル動物園を体験できるのだ。これから発展していけば、あらゆる世界を自宅にいて体験できるようになるかもしれない。しかも友達とリアルな感覚を共有できる。それがVRの特徴だ。

 

日常やビジネスの場であっても、電話をかけるときに、VRを利用できる。電話だけなら音声しかない無機なものであるのに対して、VRを利用できれば、アバターだけであっても親近感を味わうことができる。スカイプでも良いだろと考えられるが、VRであれば、物体を立体として説明できる。例えば、故障した機械やパソコンを立体として表示できれば、直すのが簡単になる。

 

現実世界とVR世界の境界線が崩壊する

 

VRの精度がが上がれば上がるほど、リアリティーが増していき、現実に近づいてくるだろう。さらに、リアルな体験ができるように、加速度的に進化していくはずだ。今までは、資格情報と聴覚情報が離れていた。ゲームであれば、画面と音源に隔たりがあるのが当然、多少なりとも時間差がある。それがVRになると、視覚情報と聴覚情報はほぼ同時になる。圧倒的に、リアリティーが上がっていく。

 

さらに、想像力を働かせて、発展する可能性を考えてみると面白い。視覚情報と聴覚情報がリンクするだけではなく、嗅覚をも利用できる可能性がある。ゲームセンターにあるような箱型のゲーム機を利用して、臭い香りを再現する。

 

それのレベルまで仮想現実が到達するのはまだまだ先だが、将来性は無限大だろう。

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