アドラー心理学から学ぶ勇気づけと劣等感・優越感とは?

アドラー心理学とは?

アドラー心理学
アドラー心理学とはアルフレッド・アドラーが提唱している「個人心理学」のことです。 アドラーはオーストリア出身の精神科医で、個人の考え方にフェーカスした心理学を提唱していま す。このアドラー心理学はジークムント・フロイトの「無意識」、カール・グスタフ・ユングの「集 団的無意識」に並ぶとても有名な心理学です。

他の心理学との違いは?

 心理学
現在の姿・行動は過去の自分が作っている。というのが他の心理学の特徴です。過去こういう経 験をしたからこういった行動をとるなど、トラウマもここに当てはまります。 しかしアドラー心理学は、目的があって行動をしているというのです。 どういうことなのか、初めての方は戸惑うことが多いと思います。 例えば、 自分が積極的に話しかけに行かないのは、前に話しかけに行ったことで酷い経験をした過去があ るからだ というのが、他の心理学の考え方です。
一方アドラーは 自分が積極的に話しかけに行かないのは、行かないことによって周りから大人しい人と思われて 向こうから来てくれるから。または、行った時に話せなかったことへの失敗を避けている。 と考えるのです。 「過去の原因があるから今の行動をとる」ではなく、「目的があるから今の行動をとっている」 がアドラー心理学の考え方なのです。

 

勇気づけとは?

 勇気づけ
「勇気づけ」とよく間違えられるのが、「褒める」ということです。 勇気づけはあくまで対等な関係間で使われるものであり、使うためには相手との信頼関係が必要 になってきます。反対に褒めるというのは、上の立場の人が使っているものです。そのため、褒め る行為をした際には上下の関係ができてしまい対等ではなくなるのです。

なぜ勇気つけが必要なのか?

人は1日に約6万回選択すると言われています。例えば、朝起きて水を飲むのか、テレビをつける のか。洋服は何を着るのか。ご飯は何を食べるかなど、小さいこと一つ一つの選択によって私た ちは形成されていくのです。この選択していくことが行動になり、その行動が習慣になって行くの です。
そのため、一つの選択がとても重要になります。 アドラーはこう言っています。 「意味は状況によって決定されるのではない。われわれが、状況に与える意味によって自らを決 定するのである」 すなわち、いまの自分は過去の自分が選択してきた結果なのです。周りの声に関係なく自分の選 択した結果だと。しかし、周りの意見を聞き流す強い意志を持った人はほんの一握りだと思いま す。だからこそ勇気づけが必要になるのです。

勇気を持つためには?

勇気とはどうやったら持つことができるのか?それは、自分に価値があると思う時です。自分が 必要とされていると思う時も勇気を持つことができるのです。人は何をするにしても「不安」が付 きまといます。その不安の割合が大きい場合、行動できなくなるのです。そこで勇気づけをして、 不安の割合を少なくする必要があります。勇気づけとは、「不完全である勇気」、「失敗する勇 気」を持たせること。この勇気を持たせることで行動する力が増します。

劣等感・優越感とは?

アドラー心理学

劣等感とは、他人に対して自分が劣っていると感じてしまうこと。優越感とは他人に対して自分 が優位にあると感じること。この2つに共通していること。それは、基準が「他者」になってい ること。基準が他者になってしまうと周りに合わせた行動をとってしまい自分基準で物事を見る ことができなくなってしまいます。アドラーは「世界はシンプルにできている」と言っていますが、 人それぞれの目には映る景色が全然違います。この景色の違いこそ、劣等感や優越感を生むのです。

劣等感や優越感がなぜ起きるのか?

この劣等感と優越感の基準はどこになるのか。それは、設定している目標の高さによって変わっ てきます。同じ環境にいたとしてもその人が持っている目標によって劣等感も優越感どちらにもい くのです。どちらが良いというのはありませんが、どちらも他者が基準になることで生み出され ます。劣等感は劣等コンプレックス、優越感は優越コンプレックスという言い方もされています。

劣等コンプレックス・優越コンプレックスのメリット・デメリット

メリット デメリット
劣等コンプレックス 負けず嫌いなら努力する 自信が持てない
優越コンプレックス 自信を持てる 過信になってしまう

 

上記のように、自信は行動する力になってきます。しかし自信を持ちすぎると逆に「過信」のよ うにマイナス方向にいってしまいますが、自信がなくても「努力する」というようにプラスの方向 に向けることができるのです。結局は自分次第ということになります。

まとめ

 アドラー心理学
目的があって行動するというアドラー心理学は自分の目的次第なのです。自分の目的をどうする かでその行動が変わってきます。行動を変えることによって習慣が変わります。習慣が変わること で未来を変えて行くことができます。自分がどうなりたいかによって行動することが大切です。 教育において大事な3つをアドラーは言っています。
1.勇気づけること
2.人生の有益な側面で生きるよう援助すること
この2つのことを決して忘れないこと この言葉を信じて、自分をそして周りの人の未来を明るくしていきましょう。 メリット デメリット 劣等コンプレックス 負けず嫌いなら努力する 自信が持てない 優越コンプレックス 自信を持てる 過信になってしまう