コミュニケーション心理学の究極ノウハウ・5つの兵法

心理

就職・転職で最も求められるスキル、それはコミュニケーション能力。相手の話した言葉の意図を一瞬で読み取り、相手に合わせて手を変え、言葉を変えて、相手を動かす。仕事をする上でなくてはならない能力だ。たとえ、営業職のように話さないプログラマー・エンジニアでさえも、高いコミュニケーション能力があるとないとでは、業務のスピードが変わってくる。

 

それでは、どのようにしてコミュニケーション能力を高めていくべきなのだろうか? と疑問が浮かぶはず。今回は、コミュ力が高いなと評価されるために必要不可欠の心理学の基づいたノウハウ7つを紹介します。

 

コミュニケーションの定番ノウハウ・ベスト3

ノウハウ

1.メラビアンの法則をマスター

 

基本中の基本のコミュニケーション心理学の1つ、メラビアンの法則。詳しい内容はともかくとして、名前を知らない人はいないほど有名な人間心理です。このメラビアンの法則は、1971年にアメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが発表した論文に記されています。

 

その内容は、

・視覚情報は、55%

・聴覚情報は、38%

・言語情報は、 7%

 

おそらく上記の知識を就職や転職のセミナーなどで教えられたのではないでしょうか。視覚情報、すなわち目に見える服装や表情、しぐさなどによって、評価の大半が変わると考えられています。最低限の身だしなみはほとんどの人ができていますが、聴覚情報についてはどうでしょうか。声のトーンやリズムまで考えられる人はまずいません。

 

特に、メラビアンの法則は第一印象で用いるノウハウです。特に聴覚を刺激する声のトーンやリズムを鍛えれば、ライバルよりも一歩リードすることができます。

 

2.一貫性の法則・イエスイエス話法

 

人には一貫性を持った話をしたいという欲求があります。自分が仕事をします! と口にしてしまったら、その言葉を撤回するのは恥ずかしいですし、プライドが許さないでしょう。このように、人は一貫した行動を取りたがるのです。それが一貫性の法則であり、この法則を用いて応用するすべが「イエスイエス話法」。

 

言葉の通り、相手にイエス(はい)を連続して口にさせることによって、一貫してイエスを話させる話法です。これは、コミュニケーションを取りながら、応用していかないといけないので難しいように見えます。けれども、多くの人が使ったことのある心理学ノウハウのはずです。

 

例えば、女性をデートに誘う場合、

「イタリアンとフレンチどっちが好き?」と男性が女性に質問。

「イタリアンがいい」(はい)

「この前、おいしいお店を見つけたんだよね」

「どんなお店なの?」

「(写真を見せる)」

「おいしそう! 行ってみたい」(はい)

「じゃあ、今度行こうよ」

 

直接、「はい」ということはないので、肯定的な言葉を引き出すことができれば、勝ちです。できるだけ、肯定的な言葉を引き出せるように話の流れを考えておけば、利用できるノウハウです。

 

3.関係がぐっと親密になる自己開示

 

人と人が仲良くなる過程で自分をさらけ出す必要がある。相手の性格やこれまで歩んできた人生などを知っているからこそ仲良くなれるし、信頼できる。相手にとってもそれは同じで、個人情報など何も知らない人を信頼できないし、赤の他人でしかない。何も接点がないので、関わる必要がない。そう思われてしまったら、悪循環に陥り、完全にあなたへの興味が失われてしまう。そうなったら、コミュニケーションが取れなくなってしまうだろう。

 

そうなる前に、自分自身の情報を開示する必要がある。特に、自分の恥ずかしい部分を話すと良い。なぜなら、普通であれば話せないような内容の話をすることによって、虚勢をはらない信頼できる人として見られるからだ。

 

過度な不幸話はうさんくさいが、日常どこにでもある失敗談を語ることができるだろう。仕事関連の人であれば、自慢話をする前に失敗談を交えると良いかもしれない。

例えば、「毎日、努力をしていたら、営業成績が社内でトップになっていました」と「ちょっと前までは上司に怒られっぱなしで何も仕事ができませんでした。それでも、上司を見返すつもりで全力で仕事をしていたら、営業の社内トップになりました」

 

この2パターンの話、あなたはどちらに共感できますか。そして、どちらに仕事を頼みたいと思いますか。純粋に後者の人の方が全力で頑張ってくれそうな雰囲気のように見えます。前者は実力はありそうだけど、生意気で扱いにくそうなので敬遠されそうです。結論としては営業成績がトップで同じなのに、ちょっとした自己開示をするだけで全く違う印象になります。

 

この自分の恥ずかしい内容、失敗談を交えた話は共感を呼ぶので、その後に自慢話をされても、うざくない共感できる話になるのです。自己開示は圧倒的に相手の心理を変化させることができるノウハウであり、強力なコミュ術になるので、今日から使ってみてください。

 

上級者編のコミュニケーション心理学

コミュニケーション

4.コミュ力が高い人にはギャップあり!?

 

先ほどの営業成績トップの人には、過去に失敗談があるというギャップがあります。仕事で成功している人であっても、昔は人と同じように失敗している。そんなギャップが非常に共感を得やすいのです。コミュニケーション能力が高い人は無意識の内にやっていますが、このギャップを利用した心理学を応用しながらコミュニケーションを取っている人もいます。

 

さらに、自分へのイメージに対するギャップは相手によって、変化させる必要があります。相手が真面目そうな雰囲気であれば、真面目な雰囲気で話をもっていってから、その後から話しやすく取っ付きやすい人のように話しかけたり、聞いたりする。ただ真面目ではなく、取っ付きやすい人でもあるんだ、と思われれば、ただ真面目な人だけでは終わりません。

 

 5.持ち物で人は判断される

 

人は意外に持ち物で、その人を判断します。レベルが高い人になればなるほど、その持ち物のブランドや手入れなどまで見ています。というよりも、レベルが高い人たちは直観力と注意力に優れているので、身に付けている物の質によって、人を判断してしまうのです。

 

また冒頭で説明したメラビアンの法則で資格情報は55%とあり、持ち物だけ人の印象の半分が決まってしまう可能性があります。ブランド物を身に付けていれば、それだけの収入がある人と認識される。物によっては役職または地位まで考えが及ぶかもしれない。ブランド物1つだけで圧倒的に、相手に与える心理的な変化は激しくなってきます。

 

ブランド物という視点もあるが、持ち物のカラーによっても人は認識を別にする。全身真っ黒の人と全身真っ赤の人、たとえが極端であるが、その人に対するイメージは全く違うだろう。地味な人か派手好きで自己主張が強そうな人。

 

カラーのイメージは、ここまで極端でないと想像もできません。けれども、ちょっとした色の違いで初対面の人への印象が変わってくるでしょう。初対面だと相手の印象を決める要素は自己紹介をする前であれば、服装と持ち物、あとは体形や容姿など。

 

露出している部分は顔だけであり、他の9割以上は服である。その服の色によって、相手の印象が変わってしまうのは当然の結果だ。スーツの場合、青いネクタイと赤いネクタイをした人を想像してみてください。全くイメージが違うと思います。だからこそ、持ち物には細心の注意を払ってください。

 

コミュニケーションは練習の積み重ねが重要

 

心理学ノウハウをいくら学んだところで、実践しなければ意味がない。コミュニケーション能力は練習の積み重ねで成長していくのです。これからの心理学ノウハウを利用して、コミュニケーションを取っていくことで、あなたの血肉となり、あなたの財産となっていきます。まずは、上記にあるものだけでもよいので、使ってみてください。